2階病棟の紹介
療養介護対象の重症心身障がい児(者)と神経難病(ALS/パーキンソン/進行性核上性麻痺等)の方が入院されています。
神経難病患者で人工呼吸器を装着している方には特に安全管理と合併症予防に努めながら患者さんと日々向かい合いあうことに努めています。残存機能を活かして「その人らしく」日常生活が送れるよう意思伝達装置やコミュニケーションボードやアイコンタクトなど神経難病病棟特有のスキルと専門的知識を持って援助させていただいています。
重症心身障がい児(者)の方は重い障害が重複している方が多く、人工呼吸器装着や気管切開等の呼吸管理や胃瘻造設による栄養管理とハイリスクに伴う全身状態の管理まで多岐に渉ります。その中で、姿勢保持や療育・レクレーションの場面に於いて車椅子への移乗を積極的に進め、ひとり一人に応じたメリハリのある充実した日常生活を送れるように看護のみならず保育士、児童指導員、療養介助員、理学療法士、訪問学校教員と日々多職種が連携して、患者さんの笑顔とホールの前に広がる穏やかな周防灘の景色に癒されながら支援させていただいています。